1,望遠鏡 | 計算フォーム 倍率 F 集光力 限界等級 分解能 |
2,赤道儀 | 極軸の誤差 |
ここでは、あなたの望遠鏡の性能が調べられます。
なお、ここでは Java script を使っています。
従って、以下のブラウザである必要があります。
MSIE 3.0 以上
NN 2.0 以上
但し、NN3.01jaで実行できないという不具合があり、現在調査中です。
Java Script に対応していないブラウザでは、実行できません。
あなたの望遠鏡について、以下の3点についてお答えください。
望遠鏡の倍率は、焦点距離と接眼鏡の焦点距離で決まります。式は、
倍率=望遠鏡の焦点距離 接眼鏡の焦点距離
です。
例
私の反射望遠鏡は、反射鏡の焦点距離が720mm
接眼鏡にはK20とOr5があるので、それぞれ焦点距離は
20mmと5mmです。
従って、倍率は、36倍と144倍です。
倍率は、望遠鏡の口径によって有効な倍率をいうのが決まってきます。
有効最低倍率=口径(mm)×0.15
有効最高倍率=口径(mm)×2
この範囲を超えるとかえって見え方がひどくなります。
例
私の反射望遠鏡は、口径が130mmなので
有効最低倍率は、19.5倍
有効最高倍率は、260倍になります。
先ほどの倍率はこの範囲内なので有効であるといえます。
倍率を30倍程度にすると、視界がわりと広範囲になり
さらに、淡い星も見ることができます。オリオン座大星雲や
アンドロメダ大銀河などを見るのには適しています。
また、視界が明るくなります。
望遠鏡で空を見るときには基本的に低倍率がいいでしょう。
倍率を120倍以上にすると、淡い星が見えなくなり
視界も狭くなり、さらに暗くなります。
一般に高倍率にするのは惑星の観測や重星の観測など
限られた分野でのみ使います。
カメラなどでは、Fというのは重要でした。
これは、明るさを示すものです。Fは、次のように求めます。
F=焦点距離
口径
F値が2倍になると明るさは4倍つまり、F値の2乗に明るさは比例しています。
例
焦点距離720mm 口径130mmの望遠鏡のFは5.5
屈折望遠鏡ではFは11程度が適当です。
Fが15を越えると暗いためあまりよくありません。
最近、わりと焦点距離が短い望遠鏡があります。(700mmとか)
このような望遠鏡は、Fが8程度で結構明るく、持ち運びにも適しているので
彗星や星雲の観測に適しています。倍率はさほど高くないのですが
見え方はすばらしいです。
反射望遠鏡ではFは6程度が適当です。
シュミットカセグレンなどで、Fが10を越えるものがありますが
それだと視野が暗くなってしまい、星雲が見にくくなってしまいます。
集光力とは望遠鏡が肉眼の何倍の光を集められるかというものです。
集光力=/ 口 径 (mm)\2 \瞳孔の直径(mm)/例
人間は肉眼では6等星まで、環境がよくても6.5等級までしか
見えないといわれています。これを望遠鏡を使って何等級まで
見えるようになったのかというのが限界等級です。
限界等級の求め方は少々面倒です。
G=限界等級 n=肉眼での限界等級 b=望遠鏡の口径(mm) a=瞳孔の直径(mm) とすると、
G=n+5log(b/a)
nは光害の状態で変わります。logは常用対数で底は10です。
島や山のように光害が全くないところでは、nは6になります。
東京都心では、光害がひどく、nは3程度です。
例
私は東京に住んでいるため、nは3です。瞳孔の直径は7mmとして
G=9.3です。n=6なら12.3です。
星が接近しているときに、何度まで見分けることができるかを表したものが
分解能です。分解能は小さければ性能がいいことになります。
この性能は、口径によってのみ決まります。
分解能=115.8″ 口径(mm)例
露光時間がt分、焦点距離f(mm)のレンズでd(mm)のフィルム上の軌跡ができるとき
望遠鏡の極軸が天の北極からP′の誤差以内にしなければならない。その関係は
P=30×sin-1(d/f) sin(0.125t)
という関係になります。フィルム上の軌跡dは、
0.03mmで天の赤道上の天体を50mmレンズで8秒固定撮影したもの
0.05mmで14秒になります。14秒が点にする限界です。
d=0.05mmとして次のような関係があります。
焦点距離 | 30秒 | 1分 | 5分 | 30分 |
50mm | 26° | 13° | 2°30′ | 26′ |
135mm | 9°44′ | 4°52′ | 58′ | 10′ |
300mm | 4°23′ | 2°11′ | 26′ | 4.4′ |
720mm | 1°49′ | 55′ | 11′ | 1.8′ |
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