天気図は新聞やTVで見ることができます。
しかし、もっと詳しい天気図を手に入れるためには天気図を自分で書く必要があります。
これは、「気象通報」というもので各地で観測された気圧、天気などの気象要素を
放送しています。
NHKラジオ 第二(東京は693KHz) |
9:10〜9:30 | 6時の全国天気 |
16:00〜16:20 | 12時の全国天気 | |
22:00〜22:20 | 18時の全国天気 | |
ラジオ短波 3.925MHz etc |
5:20〜5:30 | 前日21時の700hPaの高度 |
5:30〜5:40 | 3時の全国天気 |
この放送を聴きながら天気図を書いていきます。
天気図を書くための気象通報専用の紙も書店などで販売されています。
これは第1号と第2号の2つがあります。
第1号が初心者向けで、まず方法の内容をメモする欄があります。
放送を聞き終わってからメモを参考に天気図を完成させます。
第2号は放送を聴きながら直接天気記号を書き込みます。
メモをする欄がないので太平洋が広範囲にわたってかけるようになりました。
放送では、まず全国の天気概況,各地の天気,海洋ブイと船舶,漁業気象の順番になります。
全国の天気概況は大まかなことをはなします。天気図に記入する必要はありません。
しかし、なれてくるとこの段階で大まかな天気図が頭の中に浮かびます。
各地の天気は、日本の沖縄付近から順番に北上していきます。北海道まで終わると
ロシア、朝鮮、中国、フィリピンの順で読み上げていき最後に富士山で終わります。
富士山の風向きは重要で、北よりの風だと天気が良くなっていき、南よりの風だと
悪くなるといわれています。(富士山の風は偏西風の流れといわれているので)
3番目に海洋ブイと船舶の気象が伝えられます。
位置は北緯、東経で与えられます。あとは「各地の天気」と同じですが、
気温だけは発表しません。(無意味なので)
4番目に最も重要な漁業気象です。
ここでは、高気圧,低気圧,台風,前線の位置と気圧が発表されます。
「・・・の海域では霧が濃いです。」「・・・の海域では風が15m以上。」
というものは無視してかまいません。
最後に日本付近を通るXXhPaの等圧線の位置を北緯,東経で発表します。
XXは気圧配置によって変わります。
これを参考にすれば等圧線を結ぶときに非常に役に立ちます。
以上で完成します。例として私が書いたものと載せておきます。
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