CA OS
カオスとは
CAOSは、数列の漸化式のようなものを繰り返すことによって出来る要素を
平面上に配置すると現れる図形です。
CAOSの複雑な図形は、驚くほど簡単な式によって出来ています。
その式を1万回から20万回ぐらい繰り返すと出来ます。
一般に関数列は、
1,ある点に収束する。
2,無限大に発散する。
3,周期的な振動をする。
4,不規則な振動をする。(CAOS)
の4種類があります。そのうちの4がCAOSです。
CAOSの大きな特徴として、初期値問題があります。
CAOSは初期値が3のものと、3.00001のものがあったとします。
はじめのうちは両者とも大きな差はないのですが、時間がたつに従って
にてもにつかない形になります。これは、両者の初期値の差が
どんどん増幅されるためです。
そうすると、中国で蝶が飛んだために日本で台風が発生するということも
あり得るわけです。
CAOSで得られる値は、周期性がなく全くでたらめな値をとっているように見えます。
しかし、その値はある一定の範囲をとらなかったり、全体で図形になっていたりします。
CAOSの実行
では、実際にCAOSを実行させてみましょう。
(対応するブラウザは、MSIE3.0以上 Netscape2.0以上 HotJavaです。)
画面をClickすると動作/停止 DoubleClickで再描画します。
画面をClickすると動作/停止 DoubleClickで再描画します。
Clickする位置で色や表示位置が変わります。
参考文献
カオスを本格的に学びたい人は、
「カオスCGコレクション」
出版:サイエンス社
著者:川上 博
価格:2266円(本体2200円)
を参考にしてください。
カオスの数学的な意味やCGが載せてあります。
この本については、 サイエンス社のホームページ
を見てください。
また、NHKの「サイエンス アイ」
(毎週土曜日 23:00〜23:44 NHK教育テレビ)の
「名物研究室」のコーナーで1997年4月から7月までcaosをやっていたので
そちらもご覧ください。
CAOSシミュレーションSOFT
もっと多くのCAOSを試してみたい方は次のSoftを試してみてください。
ソフトを利用される方はこちら(27KB)の使用承諾書をご覧ください
制作日:97/1/4(Sat)
著作権:小林成徳
OS:Windows95,Windows NT
実行時間:Pentium166MHzで、デフォルトの「鳥」を10万点で23秒
●使用方法
SOFTを立ち上げたら、「CAOSの選択」で種類を決めます。
「計算量」で計算する量を決定します。(デフォルトで1万回)
最後に、「操作」から「実行」を選択します。