新TRA規格

移行方法
アンケート結果
新TRA

★移行方法

ここでは、TRA1.10規格のデータを、どのようにTRA2.00規格に変更するかを紹介します。

大変更
小変更
そのままでもOK

 

  変更点 早見表 変更度
info 「路線名」と「version」+「作者名」が入れ替わります。
kind 種別に備考欄が加わります。
備考がない場合は、そのままで結構です。
eki 駅情報は大きく変わります。
From、Toに相当するものが「隣接計算駅」へと変わります。
「方面」は、MapのTo2に相当するものです。
距離、本線番線がわからないときは、0か空欄のままにします。
番線SWは、1が進行方向左、2が右へ待避する設定です。
いままでは、待避情報に含まれていたものです。
map L1のTo2が廃止になりました。
41,43の単純描画機能が、それぞれ42,44に吸収されます。
data ヘッダー部分に特記事項2が加わります。

そして待避などを行う駅では、待機時間を待機時間と
番線に分けることができます。
今までの待機時間には、待避情報が含まれていて
煩雑になっていましたが今度は、すっきりと分離できます。
番線がわからないときは、0を入力します。
また、番線が不明で、待避を行う場合は、61にします。

文字列も、いままではカンマ区切りでつないでいましたが
完全に別のセルで扱うことになります。


2週間ほど新TRA規格のアンケートを行ってきましたが、ようやくTRAの規格が策定しました。
TRAのバージョンは、1.20を予定していましたが、変更箇所が多いので2.00とします。

TRAバージョンの表記について

TRAのバージョン表記は、原則として次のように決めています。

+1

TRAバージョンの小数点以上が変更になった場合
前バージョンと規格が大きく異なるので、データが読めないことになります。
旧データはすべてコンパイルし直す必要があります。

+0.1

小数点第1桁が変更された場合、データを使用することもできます。
ただし、一部の機能では誤表示される可能性があります。

+0.01

新しく機能を強化した場合です。
旧バージョンのデータも全く問題なく使用ができ
誤表示されることもありません。

 

規格の安定

規格が流動的で、データの作成を見合わせていた方も多いと思います。

そのため、TRA2.00規格では将来サポートするだろうという機能を
先取りして導入しました。また、不条理な点も積極的に変更しています。
そして、将来、大きな変更がないようにしました。

逆に、1.10→2.00への変更では、かなりの変更があります。


★アンケート結果

(1/29迄の結果)

  大賛成 あってもいい 必要なし
計算駅の増加
発着番線  
営業距離
分離・併合運転    
アイコンの自作
混雑情報

「発着番線」「分離・併合運転」は非常に支持が多いことがわかりました。
逆に、「アイコンの自作」は、思ったより支持が少ないことがわかります。
「混雑情報」は意見が3つに割れました。

このような機能の中で、実際にサポートするのは「混雑情報」以外のすべてです。


★新TRA規格

ここでは、以前に提案したTRA規格と結果を発表します。

機能を向上させてサポート
提案通り or 同程度の機能
機能縮小
× サポートなし

 

機能 サポート可否

計算駅数を50駅→100駅へ

データを作成するとき、「途中駅はイヤ、
すべて計算駅にしたい」という方も
多いでしょう。
しかし計算駅数は最大50駅なので、
すべてサポートできない可能性が
ありました。そこで、
計算駅数を100駅までにします。

ただし、この機能を使用すると
メモリーが2MB→4MBへと増えます。

駅数を200駅→300駅へ

また、途中駅も含めた計算駅数も、
最大200駅を300駅にし余裕を持たせます。

発着番線のサポート

要望が多かった機能です。発着番線の
情報は、「待機情報」に含むことになります。

たとえば本線を走るものは7番線、
待避するもの(待避情報が1か2)は
8番線、それ以外のものは待避情報に
直接発着番線を入れるというものです。
ただし、1,2番線は本来の待避情報と
干渉するので26,27とします。
このように、発着番線の表記が複雑に
なる欠点があります。

番線情報は、待機情報とは別に
項目を設けることになるので
予定よりもわかりやすくなります。

営業距離をサポート

駅から、前後の計算駅までの距離を
入力することで、平均速度を求める
ことができます。また、距離をもとに
運賃を予測できるかもしれません。

ただし、駅間の距離情報は求めにくい上
平均速度を求めることしか活用方法が
ないので無駄かもしれません。

ただしこれを利用した機能は
今のところありません。

駅の特記事項

今のところ使用目的はありませんが
将来のために確保しておきます。

×

活用方法が明確でなく、データの
無駄なのでサポートしません。
ただし「番線SW」に組み込むことは可能です。

To2情報を駅データへ

時刻表では〜方面という情報が必要で
いままではMapに入っていました。
これを駅データにいれることで、
駅データとMapデータの分離ができます。

臨時電車のサポート

時刻表データのヘッダー部分の
特記事項に「臨時電車」のビットを
設けます。「Train4の設定」によって、
表示/非表示ができます。

ただし、「臨時電車」のビットは
「特記事項2」に入れることになります。

併合・分離運転の実現

まだサポート方法がわかっていません。
実現の一つの方法は、電車を幹(本線)、
枝(分岐線)に分け、分岐線は本線の
直後に入力する方法です。
これだと、自由にソートができないという
欠点があります。

サポート方法は確立しました。
ただし、分離・併合は1回のみです。
”幹”の直下に”枝”のデータを
入れることになります。

「種別変更」もサポートします。

電車アイコンの自作

フルカラーの電車アイコンが自分で
作成できます。現在のところ表示は
できませんが、将来のために規格化
します。

ただし、これを利用した機能は
今のところありません、

種別の備考欄

種別の定義は R、G、B、名称 でしたが
新規格では種別番号、R、G、B、名称、
備考 になります。

これは、おなじ「普通」電車でも、
朝ラッシュ時と昼で停車駅が違うときに
「普通」を2重定義したときの区別を
するためです。

「種別番号」は導入せず、「備考」
のみとしました。

「種別番号」は、データのキー項目に
するつもりでしたが、Program上の
問題や、制約がいろいろあるので
導入しません。

混雑情報

各計算駅間の混雑情報を含むことを
可能にします。ただし混雑は常に一定でなく
時間、駅、車両位置でも変わってきます。
そのため、調べるのに大量の労力を要し、
膨大な情報量になります。
このようにあまりメリットはありません。

×

前述のように、データ量が増えることと
データの信憑性が確保できないので
サポートしません。


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