1,単位 | 卒業要件 |
2,授業科目 | 具体的な時間割の例 |
3,実際の授業 | |
4,学会 |
大学院でも、気になるのが単位です。
大学院生は、卒業までの最低2年間で卒業に必要な単位を集めます。
授業は、学部と同じような半期で90分授業と、集中授業に二分されます。
ほとんどの大学院で卒業要件は共通しています。
都立大の理学研究科では次のようになっています。
時間割は、学部と共通になります。
1時限 | 8:50〜10:20 |
2時限 | 10:30〜12:00 |
3時限 | 13:00〜14:30 |
4時限 | 14:40〜16:10 |
4’時限 | 16:20〜17:50 |
5時限 | 18:00〜19:30 |
6時限 | 19:40〜21:10 |
ただし、学部生と共通に授業をすることはほとんどありません。
教室は、50人程度が入れる教室か15人程度しか入れないゼミ室の
どちらかになります。
学期は学部のように「前期」「後期」に分かれるのですが、「前期」も
「前期a」「前期b」のように細分化されています。
(前期aは4月〜5月、前期bは6月〜7月)
なお、下表の背景色は次のように定義しています。
無色 | 前期 or 後期 (4ヶ月) |
緑 | 前期前半 or 後期前半 |
水色 | 前期後半 or 後期後半 |
1年次に私が予定している受講した科目は次の通りです。(99年度)
時限 | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri |
1 | |||||
2 | 物理実験学 | 物性物理学I | 原子物理学 | ゼミ | |
3 | 粒子線物性 | 宇宙物理特論I | 物理実験学特論II | ||
宇宙物理特論II | |||||
4 | |||||
4’ |
時限 | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri |
1 | |||||
2 | 物性物理学II | ゼミ | |||
3 | 物性物理学特論IV | ||||
物性物理学特論III | |||||
4 | 情報科学特論II | ||||
4’ |
大学院の授業は専門性が強いので、受講者は10〜20人程度しかいません。
そのため、教室も定員15人のゼミ室のようなところで行われます
しかも、実際に授業に来るのは10人以下といった場合が多く
ときどき出席者が自分しかいないという場合もあります。
このときは居眠りすることも出来ず、先生の説明1つ1つにうなずかなければ
なりませんでした。(汗);
授業の内容は、特定の分野を深く解説することが中心です。
内容は非常に高度です。
授業の単位は、ほとんどがレポートで行われるので
レポートを提出しないと、まず、単位はきません。
逆に、試験があるというのは希です。
授業とは関係ないのですが、学会についても補足します。
大学院生になると、学会に出席することが多くなると思います。
さらに、学会で発表するということも増えてきます。
学会は、たいていどこかの大学を借り切って行われます。
ただし、物理というのは専門分野が多いので、専門ごとに教室に分かれて行います。
発表はOHPでの解説が中心となります。
●99年秋の分科会学会の様子を、99年秋に行われた分科会の例で説明します。 今回の学会は、盛岡の岩手大学で行われました。 発表は、10分間の発表と5分間の質問受けを繰り返します。 |