JR料金体系 |
乗車に必要な切符 |
切符の種類 |
鉄道関係のLink |
ここでは、料金体系が複雑で、様々な切符の存在するJRの料金体制について
整理してみました。なお、料金は02年2月現在のものです。
現在とは、料金体系が異なっていることもありますのでご注意ください。
なお、JR東日本の管轄である東京を中心とした説明となっています。
乗車する列車の種類、座席の種類によって、必要となる切符が異なってきます。
乗車券に下記の切符を追加したものが、乗車に必要となる切符です。
普通・快速 | 普通車 | 自由席 | (なし) | |
指定席 | 指定席券 | |||
グリーン席 | 自由席 | 普通列車用自由席グリーン券 | ||
指定席 | 普通列車用指定席グリーン券 | |||
特急・急行 | 普通車 | 自由席 | 特急券 (急行は |
|
指定席 | 指定席券 | |||
グリーン席 | 自由席 | 自由席グリーン券 | ||
指定席 | 指定席グリーン券 | |||
寝台 | A寝台 | A寝台券 | ||
B寝台 | B寝台券 |
我々が「切符」と呼んでいるものの大半はこれです。
普通乗車券はたいていの場合、距離によって決まります。
普通乗車券にも次のような種類があります。
片道乗車券 | 駅の自動発券機で打っているものの大半がこれです。 もっとも馴染みがあるのではないでしょうか? |
定期乗車券 | 指定された区間内は、一定期間自由に乗り降りできます。 通勤・通学の必需品です。 |
往復乗車券 | 行きと帰りをセットにした切符です。 片道601km以上の場合、1割引になります。 |
回数乗車券 | 特定の駅から駅への利用を頻繁にする場合、10枚分の料金で 11枚購入できます。利用期限は3ヶ月以内です。 |
学生割引 乗車券 |
JRから指定を受けている学校の生徒が、片道101km以上 利用する場合、2割引になります。往復乗車券にも適用できます。 購入の際、学校発行の「学生・生徒旅客運賃割引証」が必要です。 |
団体割引 乗車券 |
8人以上が同時に行動する場合、団体割引を受けられます。 割引率は、10〜15%です。 |
特急列車に乗るためには、乗車券のほかに特急券が必要です。
利用する区間によって、A特急、B特急の2種類があります。
一般に、都市近郊がB特急料金になります。
営業キロ(km) | 〜50 | 〜100 | 〜150 | 〜200 | 〜300 | 〜400 | 〜600 | 601〜 |
A特急料金 | 730 | 1,150 | 1,780 | 2,100 | 2,310 | 2,520 | 2,830 | 3,150 |
B特急料金 | 630 | 950 | 1,370 | 1,680 | 1,890 | 2,100 | 2,420 |
※JR西日本・九州の場合、B特急料金が10円程度安い場合もあります。
※新幹線の場合、区間ごとに料金が異なります。
また指定席の場合、特急料金が季節によって次の額だけ変動します。
繁忙期 | +200 | 3月21日〜4月5日、4月28日〜5月6日 7月21日〜8月31日、12月25日〜1月10日 |
閑散期 | -200 | 1/16〜2月末・6月・9月・11/1〜12/20の 月〜木曜日(祝日及びその前日と振替休日を除く) |
通常期 | 0 | 繁忙期・閑散期以外 |
急行列車に乗るためには、乗車券のほかに急行券が必要です。
急行は特急よりもスピードが遅いので、料金も安価に設定されています。
営業キロ(km) | 〜50 | 〜100 | 〜150 | 〜200 | 201〜 |
急行料金 | 530 | 730 | 950 | 1,050 | 1,260 |
グリーン車は、普通車よりも快適で上質なサービスを提供しています。
特急列車の場合、普通車よりも座席幅や座席間隔が広く設計され、広々としています。
普通列車の場合、普通車の座席はロングシートやボックス席が主流ですが、
グリーン車は特急と同じような座席になっています。
首都圏では、東海道線・横須賀線・総武線などで普通列車にグリーン車が
連結されています。(いずれの路線とも2両分、2階)
営業キロ(km) | 〜50 | 〜100 | 〜150 | 〜200 | 〜300 | 〜400 | 〜600 | 〜800 | 801〜 |
特急列車 | 1,240 | 2,670 | 4,000 | 5,150 | 6,300 | 7,440 | |||
特急列車 (JR九州) |
1,000 | 1,530 | 2,450 | - | |||||
普通列車 | 750 | 950 |
指定席料金は、利用する会社、シーズンによって異なります。
会社 | 北海道 九州 |
東日本・東海 西日本・四国 |
・ 1/16〜2月末日 ・ 6月、 9月 ・ 11/1〜12/20 上記期間の月〜木曜日 (祝日とその前日と振替休日を除く) |
300 | 310 |
そのほかの日 | 510 |
寝台列車に乗るためには、寝台券が必要です。
寝台券には、A寝台とB寝台があり、前者の方が広く作られています。
料金 | 客車のサイズ | 電車のサイズ | ||
A寝台 | 上 | 9,540 | 185×88×92 | 190×90×100 |
下 | 10,500 | 193×93×113 | 190×106×120 | |
B寝台 | 上 | 5,250 or 6,300 |
195×70×95 | 190×70×68 |
下 | 6,300 | 195×70×111 | 190×106×76 |
最近では、個室タイプの寝台車も登場しています。
タイプ | 種別 | 料金 (一人) |
列車名 | |
1 人 用 |
ロイヤル | A寝台 | 17,180 | トワイライトエクスプレス、北斗星 |
シングル デラックス |
13,350 | はやぶさ・富士・あさかぜ 出雲・北陸・サンライズ瀬戸 サンライズ出雲・日本海1・4号 あかつき・はくつる・あけぼの |
||
シングルツイン | B寝台 | 9,170 | トワイライトエクスプレス、あかつき サンライズ瀬戸、サンライズ出雲 |
|
シングル | 7,350 | サンライズ瀬戸、サンライズ出雲 | ||
ソロ | 6,300 | さくら、富士、北陸、なは、彗星 サンライズ瀬戸、サンライズ出雲 北斗星、あけぼの |
||
2 人 用 |
スイート | A寝台 | 25,490 | トワイライトエクスプレス |
カシオペアスイート | カシオペア | |||
カシオペアデラックス | 17,180 | |||
ツインデラックス | 13,350 | 北斗星 | ||
カシオペアツイン | カシオペア | |||
ツイン | B寝台 | 8,160 | トワイライトエクスプレス、あかつき | |
サンライズツイン | 7,350 | サンライズ瀬戸、サンライズ出雲 | ||
デュエット | 6,300 | なは、北斗星 |
全国の都市部では、座席定員制のライナーと呼ばれる列車が走っています。
この列車を利用するには、乗車券のほか、ライナー券(整理乗車券)が必要です。
料金は次の通りです。
北海道・東海 東日本(新潟)・西日本 |
310 |
東日本 | 500 |
九州 | 300 |
ライナーは通勤通学者向けのもので、定期券や回数券でも利用できるというのが
最大の特徴です。座席は自由に選ぶことができます。
車両は特急列車を用いるので、足が伸ばせ快適です。
えきから時刻表 | JR全線の時刻表を網羅 |
JRおでかけnet | JR西日本提供。良好に関する種々の情報提供 |
CYBER STATION | JR指定席の空席状況を確認できる |
えきねっと | |
JR東日本 |