1,Windowsとは | 特徴など |
2,プログラムの実行方法 | message |
WindowsとはOSの一種です。
Windowsを動かせるパソコンは98、DOS−Vなど多数で、パソコンの90%がWindowsを
搭載しています。Windowsには、Windows3.1,Windows95,98WindowsNT,WindowsCEがあります。
以下にその特徴をまとめます。
Windows 3.1 | Windows 95 | Windows 98 | Windows NT | |
OSのBit | 16Bit | 32Bit(一部16Bit) | 32Bit(一部16Bit) | 32Bit |
16Bitアプリの動作可否 | ◎ | ○ | ○ | × |
32Bitアプリの動作可否 | × | ◎ | ◎ | ◎ |
安定性 | △ | ○ | ○ | ◎ |
速度 | △(16Bitのため) | ○ | ○ | ◎ |
普及 | × | ○ | ○ | △ |
VisualC++がつくるのは32BitアプリケーションなのでWindows95,98とWindowsNTの
どちらも動くので世界中の大半のパソコンで動作します。
Windowsの特徴の一つにマルチタスクというのがあります。
これは、一度に複数のアプリケーションを動かせるというもので、ワープロをやりながら
電卓をたたくというのができます。しかし、2つのアプリが同じものを操作すると
衝突が起きます。例えば2つのアプリが同時にFDをフォーマットしようとしたときです。
このときはどちらかがエラーになるようにプログラムする必要があります。
Windows95とNTは32BitOSです。
パソコン本体は元々32Bitなので、相性がよく高速になります。
また、どれか一つのアプリがハングアップしてもシステム全体が
動作不能になることはありません。(Windows3.1はあった)
これもWindows95とNTの特徴です。
今までWindows3.1は8+3文字しか扱えなかったのですが
それが255文字まで扱えるようになりました。
これでファイル名で悩むことが少なくなりました。
このようなアプリをVisualC++で制作することができます。
WindowsではMS-DOS比べてプログラムの実行方法が180度違います。
MS-DOSではアプリがOSを操作していました。
そのため、アプリのほうはパソコンごとに違うハードを把握する必要がありました。
例えば印刷は、プリンターごとにプログラムが違ってきます。
従って、アプリに大きな負担がかかります。また、同時に一つのものしか実行できません。
それに対し、WindowsではOSがアプリを実行しています。
そのため、アプリのほうはハードを把握する必要がありません。
例えば印刷は、アプリがWindowsに印刷する内容を送ればいいのです。
従って、アプリの負担が少なくなりました。しかもマルチタスクです。
Windowsは何かイベントが起きればその対処をするといった動作をします。
イベントの具体的な例は「mouseが動いた」「左ボタンが押された」「10秒経過した」
「アプリが実行された」などです。
アプリケーションは実行されると、初期設定の部分を実行していきます。
そして、イベント待ちになります。その間はCPUにほとんど負担をかけません。
アプリはWindowsからのメッセージに対応するプログラムを用意しておきます。
そして、イベントが発生するとそのメッセージに対応したプログラムを
Windowsが実行します。
Windows | メッセージキュー |
↓ | メッセージ |
アプリ | Void CView::Onmessage (int nFlug,UNIT p) { switch(message) ・・・・・ } |