1,変数の宣言 | 型の種類 C++との違い import |
2,ループ・条件 | for if switch |
3,関数・クラス |
変数の型はC++とほとんど同じです。
型 | 種類 | サイズ(bit) | 説明 |
byte | 整数 | 8 | −128〜127 |
short | 16 | -32768〜32767 | |
int | 32 | −231〜231−1 | |
long | 64 | −263〜263−1 | |
char | 文字 | 16 | 0〜65535 |
float | 浮遊小数 | 32 | |
double | 64 | ||
boolean | ブール | − | TrueかFalse |
C++との違いは変数を宣言するときにあります。
int a=2; int b;
前半では、a=2という値が代入されます。
後半はbを宣言しているだけです。
C++は、bにはとんでもない値が入っています。
これは初期化がされていないためです。
しかし、Javaでは初期化もされるのでb=0という値が自動的に代入されています。
booleanについても違います。
C++では0をFalse、非0をTrueにしていましたが
JavaではTrueとFalseしか扱えないので数値は使えません。
C++での「include」に相当するのが「import」です。
Javaではimport文に「*」を使うことができます。
import java.applet.*;
とすると、java.appletから派生したクラスがすべてインポートされます。
文法はC++と同じです。
for (int i=0; i<100; i++){ }
これで、iを0〜99まで繰り返すことができます。
一つだけ違うのは、C++では変数iはforループが終わっても有効ですが
Javaでは無効になります。そのため、その後にiを宣言してもいいわけです。
これも、C++と同じです。
if (x==2){ //処理1 }else if (x==1){ //処理2 }else{ //処理3 }
この場合、xが2のときは処理1を、1のときは処理2を
それ以外のときは処理3をやります。
これも、C++と同じです。
switch (x){ case 1: //処理1 break; case 2: //処理2 break; default://処理3 break; }
変数xの型はchar、byte、short、int
のいずれかである必要があります。
x=1のときは処理1を、2のときは処理2を、それ以外は処理3をやります。
気をつけることは、C++の場合と同じで「break」をする事です。
x=1の場合でbreakがない場合、処理1,処理2,処理3と順にやってしまいます。
Javaアプレットでは、プログラムが小柄なため、C++のように
ヘッダーと実装文を分けることがありません。
関数のイメージはC++の場合と同じです。
public void paint(Graphics g) { g.drawString("Hello Java", 10, 20); }
この場合は、引数にGraphics型の変数をもらいます。
戻り値はvoid型なのでありません。
public String getAppletInfo() { return "名前: namae\r\n" + "著作者: 小林成徳\r\n" + "Microsoft Visual J++ Version 1.1 で作成されました"; }
この場合は、引数になにもとらないのでString getAppletInfo()で読み出します。
戻り値はString型になります。 関数はpublic,private,protectの3つのアクセス範囲があります。
publicではクラスの内外を問わずに関数を読み出すことができます。
privateではクラス内の関数からしか読み出せません。
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